2024 年のベスト料理本 (今のところ)

文字通り何百冊もの料理本をレビューした後、私たちの料理ディレクターがこれまでのところ今年のお気に入りを選びました。

REAL SIMPLE のフード ディレクターという仕事が好きな理由はいろいろありますが、主な理由の 1 つは、欲しい料理本が何でも手に入ることです (正直に言うと、欲しくない料理本もたくさんあります)。オフィスのデスクには料理本が山積みで、家には 175 冊以上あります。自分でも 5 冊書いています。料理本が大好きです。2024 年のベスト料理本のリストに 10 冊だけを選ぶのは、控えめに言っても大変でした...だからこそ、ここにも佳作がいくつかあります。

まず最も難しい質問から始めましょう。「最高」とは一体何を意味するのでしょうか?これは非常に主観的なものです。これらの本は自分、しかし私はまた、あなたは役に立つと思います。私たちは本当にシンプルなので、料理を効率化したり、忙しい平日の夜にレシピの解決策を提供したり、友人や家族の集まりにインスピレーションを与えたりする本に頼っています。

とはいえ、もっと意欲的な料理本や、小説のように読みたい本もいくつか混ざっているかもしれません。なぜなら、素晴らしい料理本は魅力的なレシピが満載なだけでなく、語るべきストーリーもあると、私は考えています。

ピザナイト

ブロガーであり、好評を博した料理本の著者でもあるパン、トースト、パン粉アレクサンドラ・スタッフォードが出版した本は、間違いなく私がここ数ヶ月で一番料理した本です。その魅力は、季節ごとに分けられたピザとサラダのレシピが52組も載っていることです。(内緒ですが、ピザとサラダを組み合わせたり、季節外れに作ったりもします。それでもうまくいきます!) スタッフォードは、通常のオーブン、屋外のピザオーブン、さらにはグリルでピザを調理するための明確な手順を示しています。彼女の生地は、こねたり特別な器具を必要とせずにでき上がり、ピザのトッピングは市販の生地でも十分においしく仕上がります。これまでのハイライトは、カステルヴェトラーノオリーブ、レモン、リコッタチーズを添えたローストアーティチョークピザと、ジャガイモとローズマリーのグランマスタイルピザです。でも、一年を通して新しいお気に入りが見つかると思います。

ホットシート

料理をしていて本当に嫌なのは、後片付けのことです。シートパンディナーは、その面倒な問題を解決するエレガントな方法です。この本が気に入っているのは、シートパンの料理本に期待するようなレシピに加えて、オーブンで作れるとは思ってもみなかった料理がたくさん載っていることです。たとえば、クイックシートパンチリ、チーズオルゾーとマッシュルーム、チキン、チョリソ、エビのオーブンパエリアなどです。また、この美しい写真の本に載っているのはすべてがディナーというわけではありません。朝食、デザート、前菜のレシピの章もあります。朝食とブランチの章にあるサナエのピスタチオとイチジクの甘くて塩辛いグラノーラと、前菜の章にあるチャットマサラ「ナチョス」は、私の名前を呼んでいると断言できます。

お菓子!

レストランやパン屋の料理本は扱いが難しい場合があります。その店のファンは、自分が知っていて大好きな料理を見て、読んで、そしておそらく作ってみたいと思っています。しかし、レストランの料理やデザートの多くは、家庭のキッチンで簡単に作れるものではありません。お菓子!、著者レナート・ポリアフィットは、イタリアのルーツとブルックリンのベーカリー「チャオ、グロリア」にインスピレーションを得た、風味豊かで甘いスナックやお菓子が満載の本で、まさにスイートスポットを突いています。ジャムたっぷりのクロスタータ・クラシカのような伝統的なものから、ティラミス風のイタリアンクリスピートリートのような気まぐれなものまで、両方が収録されています。私は、普段よりも手の込んだレシピである3色のスプモーニローフに挑戦しましたが、ポリアフィットのわかりやすい説明のおかげで、見事に仕上がりました。参考までに、お菓子!また、私が今までで初めて笑ってしまった著者の略歴も掲載されています。(「彼は旅行も旅行しないことも同じくらい楽しんでいます。」同じ。)

アムリカン

この本では、食べ物 + ワインは、家庭料理、正確にはインド系アメリカ人の家庭で育ったタイプの料理に注目しています。本の序文で、彼女は、彼女のような移民家族にとって、適応は重要だったと説明しています。料理人は、伝統的な材料が見つからないインド料理を再現するために、ピーナッツバター、ビスケット、ケチャップ、クリームオブウィートに手を伸ばしました。また、ベジバーガーにチャトマサラ、ピザにパニールを加えるなど、逆の適応もしました。アムリカンこの本は、料理の創意工夫を讃えるものです。その過程で、シャーは彼女の家族を紹介し、いくつかの神話(「インド料理は複雑だ」— 嘘!)を取り上げ、ページをめくるたびによだれが出てくるような内容になっています。

健康オタク

ジェス・ダマックはロサンゼルス在住の農産物愛好家です(彼女の最後の料理本はサラダ狂) の著者で、このクールな本は、まさにその経歴と 1970 年代の料理本コレクションを持つ人から期待される通りのものです。レシピは新鮮で野菜中心で、グレース・エルカスが私たちの印刷雑誌でこの本について書いたように、現代の「ヒッピー」レシピに望むすべてのもの、つまり 3 種類のグラノーラ、たくさんの穀物ボウル、カリフォルニア野菜サンドイッチ、そしてたっぷりの栄養酵母 (当然) が揃っています。これは、体をリセットしたいときや、ファーマーズマーケットで最近手に入れた食材を使いたいときに頼っている本です。アーモンドとスパイシーグリーンゴッデスを添えた焦がしブロッコリーサラダをお見逃しなく。

実生活での料理

著者リディ・ヒュークについてよく目にする最初のことの 1 つは、彼女がかつてアイナ・ガーテンのもとで働いていたということです。ヒュークの最初の本であるこの本には、アイナ女王の料理に似た雰囲気があります。つまり、シンプルで素晴らしい材料を生かした、活気のある季節の料理です。しかし、ヒュークの料理は決して模倣品のようには感じません。レシピは、定番料理に魅力的なひねりを加えたものが多く、たとえば、スパイシー シュリンプ アラ ウォッカ (とても美味しい) や、スイート コーン ペストのスパゲッティ (本の表紙に載っています) などです。そして、本のサブタイトル「毎日作れるおいしいレシピ」はまさにその通りです。

ニース

これは、読みたい、料理したい、そして基本的にその世界に飛び込みたい料理本です。著者は、1994年からフランスに住んでいるカナダ生まれのローザ・ジャクソンです。元ジャーナリストのジャクソンは現在ニースで料理学校を経営しており、彼女が心から教師であることがわかります(そして作家でもあります。彼女はソラマメの尖った先端をエルフの帽子に例えています)。色鮮やかでオリーブオイルをかけたレシピはとても魅力的であるだけでなく、この本には食材や文化の説明がぎっしり詰まっています。写真についてはお話ししましたか?この本の中で、ジャクソンは、シェフでもある写真家と1年間にわたって協力し、四季折々のニースとその農産物市場を撮影したと説明しています。彼らのコラボレーションは実を結び、ニースはまるで本になった休暇のようです。

治癒

テキサス州サンアントニオのシェフ兼レストランオーナーであるスティーブ・マクヒューは、食品の保存と、その豊富な食材を使って料理に豊かな風味を加えることに情熱を注いでいます。ポーラ・フォーブスと共著したこの本で、彼は私たち一般の人々に、自分のキッチンで保存の力を活用する方法を紹介しています。治癒保存方法に基づいて、酸、氷、乾燥、砂糖、脂肪、塩漬け、発酵、燻製の 8 つのセクションに分かれています。各セクションには、「基本材料」の準備方法と、それらを使用するレシピが含まれています。たとえば、酸の章には、ビネグレット (簡単!)、マスタード、ピクルス、トマトソースなどの基本材料が含まれています。しかし、ここが素晴らしいところです。以下のレシピのいずれかを作りたい場合は、基本材料の市販バージョンを使用できます。これにより、最大限の柔軟性が得られ、おいしいレシピの選択肢が広がります。酸の章だけでも、マリネチーズ、ピクルスエビ、ピクルス「ピメント」チーズ、ピクルスハムビスケットをブックマークしました。

PlantYou スクラップクッキング

この本のサブタイトル「あなたにもお財布にも地球にも優しい、植物由来の無駄ゼロレシピ140種以上」がすべてを物語っています。インスタグラムのフォロワーが500万人を超え、現在も増え続けている超大物インフルエンサーのカーリー・ボドラッグは、アメリカで驚くほどの量の食品が廃棄されていることを知り、この本を書きました。(彼女は、その量が食糧供給の30~40%に上るという統計を挙げています。)この本には、ハックとレシピが満載です。最初の数ページでは、古くなったパン、しおれた葉物野菜、柔らかくなったベリー類、その他の賞味期限切れになりそうな食材を使い切るためのレシピが本のどこにあるのかが紹介されています。「キッチンレイド!」とマークされたレシピ(「Whatever Sheet-Pan Soup」など)は柔軟性があり、手元にあるものを使うことを推奨しています。

気分良く食べられるクックブック

料理本の最初のレシピ、この場合はクルミデーツオートミールに心を奪われたら、それは良い兆候です。数ページ後にはセサミバナナブレッドにうっとりし、その数ページ後には詰め物デーツが買い物リストに追加されました。私がデーツ好きなのはおわかりでしょうが、ミシガン州在住の著者 Yumna Jawad もそうです。レバノンにルーツを持つ彼女は、地中海と中東の風味を、家族で食べやすいレシピに取り入れています。この本には、色とりどりの果物や野菜がたくさん登場し、クリーミーなディップや、活気のあるメインディッシュのレシピもあります。Jawad は数年前に大流行したフェタパスタを世に広めたブロガーで、そう、そのレシピもここにあります。

佳作